視力矯正(オルソケラトロジー)

オルソケラトロジーについて

オルソケラトロジー(Orthokeratology)とは、特殊な専用のコンタクトレンズを装用することで、角膜の形状を変え、近視や乱視を矯正する視力矯正治療です。就寝時に装用することで、翌朝に視力が矯正され、日中は裸眼で生活することができます。

手術を要さない手軽さと、
日中はメガネやコンタクトレンズから
開放されるのが利点です。

オルソケラトロジー 就寝前 レンズ装着
就寝前にレンズを装着
オルソケラトロジー レンズを付けたまま就寝
レンズを付けたまま就寝
オルソケラトロジー 日中 裸眼
日中は裸眼で過ごせる

オルソケラトロジーの持続効果は装用する期間が長いほど、持続力が徐々に延長していく傾向があります。
睡眠時間や近視の強さによっても異なりますが、一般的に、初めて装用した方は、翌日のお昼頃まで効果が持続するといわれています。個人差はありますが、5日程度で日中は裸眼で生活できるようになる方もいます。

基本的にはオルソケラトロジーの効果は、一時的なものとお考えください。

オルソケラトロジーの治療

お子様から成人の方(7歳~60歳くらい)までの幅広い年齢層の方が着用可能です。
オルソケラトロジーが可能かどうかを含め、適応検査を行います。視力や角膜形状解析により、患者様ひとりひとりに合ったオルソケラトロジーレンズの選択を行います。
その後院内で1時間程度トライアルレンズを装用していただき、問題がなければ約1週間のテスト装用を行なっていただきます。効果を確認できた後、治療を開始します。

メリット

  • 手術をせずに就寝時のレンズ装用で、日中裸眼で過ごすことができます。
  • スポーツ(特に激しいスポーツ)をする方に向いています。
  • お子様も着用することができます。
  • レンズの装用を中止すれば、角膜を元の状態に戻すことができます。

デメリット

  • 日中裸眼で生活するためには、基本的に毎晩レンズを装用する必要があります。
  • 定期検診が必要です。
  • 通常のコンタクトレンズと同様に、日々のレンズケアが必要となります。
  • 目の状態によっては適応できない場合がございます。