白内障について
人の目をカメラに例えると、レンズに相当するのが水晶体です。水晶体は凸レンズの形をしていて、外部からの光を集め、ピントを合わせる働きをします。
正常な水晶体は透明でよく光を通しますが、様々な原因でこの水晶体の中身のタンパク質が変性し、濁ってしまうのが白内障です。白内障で水晶体が濁ってしまうと光がうまく通過できず、光が乱反射して網膜（カメラでいうフィルムに相当する）に鮮明な像が結べなくなり、視力が低下してしまいます。
白内障の治療
白内障は、手術を受ければ、視力の回復が見込める病気です。
治療方法は、病状の進行段階によって異なります。
進行した白内障に対しては、手術以外に視力を回復させる方法はありません。（比較的軽症であれば、手術を行わず、点眼治療や内服薬による治療を行います。 ただ、薬の使用は白内障の進行を遅くすることが目的で、水晶体が透明に戻るわけではありません。）
白内障の症状
- 目がかすむ
- ぼやけて見える
- 二重、三重にダブって見える
- 視界が暗く感じる
- 視力が落ちる
- 光がまぶしい
