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花粉症などのアレルギー性の病気と治療 去年よりもラクになる!目の花粉症

待ち遠しい春はもうすぐそこ。でも花粉症に悩む人々にとって春は、最もつらく憂うつな季節なのではないでしょうか。
加えてコロナ禍では、花粉症の症状である「くしゃみ」、「鼻水」が出ることで、新型コロナの感染を疑われたり、警戒されたりすることも。外出先で症状が出ることに不安を感じ、周囲の目を気にして外出を控える方も多いと聞きます。
当院では目のかゆみや異物感などの自覚症状が出る前の受診をおすすめしています。
また、新しい検査方法や治療方法も積極的に取り入れていますので、どうぞお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。

目次

1 アレルギー性結膜炎の原因の一番は「花粉」

アレルギー性結膜炎の約85%は花粉が原因とされ、特に春に起こる目のトラブルは花粉性のアレルギー性結膜炎が大半を占めます。

1.1 さまざまな症状は目の免疫反応

私たちの体には「免疫」が備わっています。免疫とは、細菌やウィルスなど体に有害な異物が侵入した時に体内に「抗体」ができ、次に同じ異物が入った時には抗体が攻撃・排除して体を守ってくれる仕組みです。
しかし、この免疫が特に体に害のない「花粉」やホコリ、食物などに過剰反応してしまうのがアレルギー反応です。
そして一度できた抗体は長年なくなることがなく、アレルギー症状や病気は長年続いてしまうのです。

目の症状=免疫反応には

などがあります。
上記のような症状が出たらアレルギーかも知れません。
まずは受診と検査をおすすめします。

1.2 思い込みは禁物。まずは受診が大切

上記のような目の症状から、ご自身で「春だし、花粉のせいだろう」、「ペットがいるから」と思い込んでしまう方がいます。
しかし、実際には異なる原因がアレルギーを引き起こしている場合もあります。

などです。
また症状が似ていても、アレルギーではない他の病気であることもあります。
ですからまずはきちんと受診して、症状の原因を知り、適切な診断と治療を受けることが大切です。

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2 注射しない!わずか30分でできるアレルギー検査

当院では、アレルギーの症状や病気に対して適切な診断と治療をご提案するために、日本ではまだ希少、最新かつ画期的なアレルギー検査機器「ドロップスクリーン」を導入し、その原因である「アレルゲン」を特定しています。

2.1 ドロップスクリーンの3つの特長

ドロップスクリーンでできる本当に簡単で痛くない、アレルギー検査の特長をご紹介します。

Point 1
注射しないから、赤ちゃんやお子様も安心!

従来のパッチテストや、注射での採血はいたしません。指先にポンっとスタンプをして、そこから微量の血液を採ります。赤ちゃん、小さなお子様のほか、お肌がデリケートな方でもあっという間に検査ができます。

注射しないから、赤ちゃんやお子様も安心
Point 2
食物22種も含んだ41種類から特定!

この検査では花粉をはじめ、カビ、ダニ、ホコリなどのほか、食物22種類を含む、41種類からアレルギーの原因「アレルゲン」を特定することができます。注射が苦手な方はもちろんですが、小さなお子様のアレルギーが気になっていても小児科ではなかなかアレルギー検査ができない、または、してもらえない、という方なども、ぜひお気軽にご相談ください。

食物22種も含んだ41種類から特定
Point 3
結果が出るまで、わずか30分!

従来の検査では、「結果はまた後日」、というのが慣例ですが、検査してから30分のスピードで結果がわかります。お忙しい方、お子様連れの方なども1回の受診で検査から診断、治療に入れます。
食後すぐでも、他の病気の治療中、服薬中、妊娠中の方も検査ができます。

※結果説明、治療の説明、会計などのお時間を含みませんので余裕を持ってお越しください。検査をご希望の方は午前11:30まで、午後は18:30までに受診をお願いいたします。

結果が出るまで、わずか30分!

2.2 検査項目は増えても検査費用は変わらず、再診料も不要!

検査費用と再診料を保険診療3割負担の方で比較してみましょう。

従来の注射で採血する検査では、

しかし、採取した一滴の血液でできるドロップスクリーンによる検査では、

2.3 日々の暮らしや健康のためにも検査を

アレルギー症状は原因が特定できると日常生活の中でもアレルゲンを除去する、または回避することができます。その生活こそが治療の第一歩、と考えています。
特に自己判断による必要のない食物の除去は栄養不足、生活の質の低下につながります。
ですから当院では注射による不安やストレスを感じさせず、赤ちゃんでもできる簡単な処置、30分で結果を出す、「ドロップスクリーン」によるアレルギー検査を導入しているのです。

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3 もうご存知ですか?新しいアレルギー治療「舌下免疫療法」

これまではアレルギー性の目の病気には点眼薬と内服薬を処方して治療を行ってきました。しかし現在、アレルギーの治療法の一つとして、その原因であるアレルゲンを体内に少しずつ取り入れ、体を徐々に慣らしていき抗体をつくる、「アレルゲン免疫療法」にも取り組んでいます。
「舌下免疫療法」は、アレルゲンが配合された治療薬を舌の下にしばらく含んでから飲み込んでいただき、毎日少しずつ免疫をつくっていくアレルゲン免疫療法です。

当院でもこの「舌下免疫療法」で、つらく憂うつな症状が改善された患者様が大勢いらっしゃいます。

2021年現在は、

と診断された患者様が治療を受けることができます。

3.1 舌下免疫療法は医師と共にじっくりと

舌下免疫療法は長期的治療ですが、完治された方もいます。そのポイントとメリットをご紹介します。

Point 1
スタートは少量から

1日1回、少量の治療薬から服用。その後、決められた一定量を数年(推奨は3年以上)に渡って継続します。

Point 2
薬の飲み方は

治療薬を舌の下に置いて、決められた時間、保持した後、飲み込みます。その後5分間はうがいと飲食を控えましょう。

※スギ花粉症の場合、スギ花粉が飛ばない時期も含めて毎日服用。

Point 3
舌下免疫療法の効果

正しい治療を長期に渡って行うことで、アレルギー症状がなくなる、症状が抑えられている、などの効果が報告されています。
完全に症状がなくならなくても、症状が軽減した、アレルギー治療薬を減らすことができた、など、長く患っている患者様から喜びの声が届いています。

以上の効果が期待されています。

3.2 正しく理解してから治療をスタート

舌下免疫療法での治療には、以下のような副作用が現れることもあります。

これら副作用も充分に考慮し、医師の説明をしっかりと理解した上で、一緒に治療に取り組んでいきましょう。

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